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  1. 港区議会 2020-09-15
    令和2年9月15日総務常任委員会-09月15日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和2年9月15日総務常任委員会-09月15日令和2年9月15日総務常任委員会  総務常任委員会記録(令和2年第15号) 日  時  令和2年9月15日(火) 午後1時00分開会 場  所  第4委員会室出席委員(8名)  委 員 長  杉本 とよひろ  副委員長  清 原 和 幸  委  員  黒崎 ゆういち         兵 藤 ゆうこ        横 尾 俊 成         土 屋  準        榎 本  茂          近 藤 まさ子 〇欠席委員   な し 〇出席説明員  高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務                           佐 藤 博 史
     企画経営部長                                                  大 澤 鉄 也  企画課長                                                    大 浦  昇   区役所改革担当課長特別定額給付金担当課長兼務)  加 藤  豊  オリンピック・パラリンピック推進担当課長全国連携推進担当課長兼務新型コロナウイルス感染症対策担当課長兼務  白 石 直 也  財政課長                      若 杉 健 次  施設課長  伊 藤 太 一  総務部長  新 宮 弘 章  総務課長  荒 川 正 行  契約管財課長  吉 田 宗 史 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 区長報告第9号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築工事請負契約の変更)   (2) 区長報告第10号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)   (3) 区長報告第11号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築工事請負契約の変更)   (4) 区長報告第12号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)   (5) 議 案 第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)   (6) 議 案 第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)   (7) 議 案 第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)   (8) 議 案 第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)   (9) 議 案 第86号 工事請負契約の承認について(赤坂八丁目道路擁壁改修工事)   (10)議 案 第87号 工事請負契約の承認について(港区高輪地区総合支所等規模改修工事)                            (以上2.9.11付託)   (11)請 願元第4号 港区における特定遊興飲食店営業指定地域追加願いに関する請願                              (元.6.20付託)   (12)請 願2第5号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願                              (2.9.11付託)   (13)発 案元第3号 地方行政制度と財政問題の調査について                              (元.5.29付託)                 午後 1時00分 開会 ○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、榎本委員近藤委員にお願いいたします。  9月11日に開会された委員長会の報告をいたします。  運営委員会で確認されている審議日程についてですが、総務常任委員会の審査日は、本日から9月17日までの3日間とされています。  また、令和元年度決算特別委員会は、9月23日から質疑に入る予定となっております。  以上が、委員長会の報告です。よろしくお願いいたします。  次に、当常任委員会の3日間の運営について御相談をさせていただきます。  当常任委員会に付託された審査案件は、区長報告が4件、議案が6件、新規の請願が1件でございます。  3日間の運営についてですが、本日は、この後、委員会を休憩し、お手元の予定表のとおり、議案第86号に関連して赤坂八丁目道路擁壁改修工事について視察したいと思います。視察終了後、委員会を再開し、日程に沿って順次議案等の審査を行いたいと思います。  2日目以降は、本日の審査状況によって、皆様に御相談をさせていただきたいと思います。  なお、新規請願の請願者は、趣旨説明を希望しておりません。新規に付託された請願の写しは、席上に配付しておりますので、御確認ください。  次に、一括して議題とする議案等についてです。  まず、区長報告第9号及び区長報告第10号は、いずれも港区立精神障害者地域活動支援センターに関する内容ですので、2件一括して議題としたいと思います。  次に、区長報告第11号及び区長報告第12号は、いずれも港区立赤羽小学校新築に関する内容ですので、2件一括して議題としたいと思います。  次に、議案第78号から議案第81号は、いずれも令和2年度補正予算に関する内容ですので、4案を一括して議題としたいと思います。  なお、一括議題としたものにつきましては、一括して説明を受け、質疑を行い、採決は、議案ごとにそれぞれ行うことにしたいと思います。  委員会の運営について、このような進め方でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのように進めさせていただきます。  審議事項(11)の請願について、付託された請願の写しを席上に配付しておりますので、御確認ください。  それでは、これより視察に参りたいと思います。議会棟前に車を準備しておりますので、1時10分には出発したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、委員会を休憩いたします。                 午後 1時03分 休憩                 午後 2時18分 再開 ○委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「区長報告第9号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築工事請負契約の変更)」、審議事項(2)「区長報告第10号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)」の2件を一括して議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。 ○契約管財課長吉田宗史君) ただいま議題となりました区長報告第9号及び区長報告第10号の専決処分2件につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。  これらの2件は、平成31年3月12日に議決いただきました港区立精神障害者地域活動支援センター等新築工事及び港区立精神障害者地域活動支援センター等新築に伴う関連工事機械設備工事について、地中障害物の撤去に係る追加工事等のため、工期及び契約金額について区長の専決処分により変更しましたので、御報告するものです。  それでは、本日付資料№1、1ページの変更概要を御覧ください。工事件名は、港区立精神障害者地域活動支援センター等新築工事です。契約の相手方は、株式会社松尾工務店東京支店です。変更年月日は、令和2年7月20日です。変更内容です。工期につきまして、令和3年2月28日だったものを、令和3年4月20日までに変更するものです。契約金額につきまして、税込みで9億1,789万1,000円だったものを、2,847万9,000円増額し、9億4,637万円に変更するものです。変更理由は、地中障害物の撤去に係る追加工事等です。工事概要につきましては、後ほど施設課長から御説明いたします。  続きまして、2ページを御覧ください。港区立精神障害者地域活動支援センター等新築に伴う機械設備工事についての変更概要です。工事の件名は、記載のとおりです。契約の相手方は、株式会社菱熱東京支社です。変更年月日は、令和2年7月20日です。変更内容です。工期につきましては、先ほどと同様です。契約金額につきまして、税込みで1億5,687万3,000円だったものを、68万2,000円増額し、1億5,755万5,000円に変更するものです。変更理由は、地中障害物の撤去に係る追加工事等の発生に伴う現場管理の継続等による変更です。  3ページを御覧ください。増額金額内訳及び地中障害物数量は、記載のとおりです。  私からの説明は以上です。  引き続きまして、工事概要につきまして、施設課長から御説明いたします。よろしく御審議の上、御了承いただきますようお願い申し上げます。 ○施設課長(伊藤太一君) それでは、区長報告第9号、第10号に関する変更の内容につきまして、御説明いたします。  資料4ページを御覧ください。港区立精神障害者地域活動センターあいはーとにつきましては、平成31年第1回定例会で工事承認の議決をいただきまして、その後、令和元年6月に着工し、現在、建設中でございます。  当該建物は、精神障害者が地域において自立した社会生活の場、日常生活を営む拠点として整備いたします。延べ面積が2,077.71平米、地上8階建ての鉄骨造となっており、現在、8階部分の鉄骨工事を行っております。現時点の出来高は約50%となっております。  この敷地に従前建っておりましたのが、平成30年3月まで使用されておりました旧区立精神障害者地域活動支援センターでございます。この建物は、昭和37年に東京都により建設され、昭和55年2月まで東京都福祉作業所として使われておりました。その後に区に事務移管されて、土地とともに所有しまして、一部増築をして使用してまいりました。  5ページを御覧ください。今お伝えしました従前建物、この資料では、既存建物として斜め線のハッチングをされている部分が当該建物の基礎の位置でございます。今回、設計変更の要因となりました地中障害物は、図中の色つきでお示ししている部分でございます。既存建物の範囲外から主に発見されましたが、既存建物の建設以前にあった建物の一部であろうと考えます。そのため、令和元年9月に既存建物の地上部の解体を完了し、次に、地中の基礎の解体に着手して以降、令和元年10月からこのような地中障害物が立て続けに発見されました。この撤去に伴い、時間と費用を要することとなりました。資料では、地中障害物の撤去時期や分類を図中下囲みに記載し、①から③に整理しております。  まず、地中障害物位置図における、赤色で示した①の地中障害物撤去工事についてです。こちらの障害物は、高さ300ミリから2,500ミリ程度の大きさがあり、新築建物の基礎に干渉したため、撤去を実施しております。写真①-1のような大きな構造物や、①-2のように、隣地境界をまたぐ形で確認されています。敷地境界線地中障害物は、コアケーシング機という削孔機を用いて、敷地境界ラインの縁を切り、その障害物を重機で解体する方法で撤去を行っております。解体作業で影響を及ぼすおそれのないそれ以外の地中障害物に関しては、圧搾重機にて解体、撤去をしております。  続きまして、緑で示した②の地中障害物撤去工事です。こちらの障害物は、高さ830ミリから1,200ミリ程度の大きさがあり、主に新築の擁壁に干渉したため、撤去を実施しております。こちらもコアケーシング機やワイヤーソーなどの切断機を用いて撤去を行っております。  続きまして、青色で示した③の地中障害物撤去工事についてです。こちらの障害物は、新築建物を構築していくために必要なタワークレーンを支えるための杭に干渉したため、撤去を実施しております。こちらは深度が非常に深いため、マルチドリル工法により重機で障害物を削孔し、撤去を行っております。③がマルチドリル、削孔重機による撤去の様子です。赤色の筒状の先端がカッターとなって回転し、障害物を丸く抜き、撤去を行っております。そこへタワークレーンの杭を打ち込み、計画どおりの位置にタワークレーンを立て込むことが可能となりました。  今回、地中障害物敷地境界線沿いで数多く発見し、人の手による解体が多かったこと、加えまして、敷地が狭小であるため、障害物を発見するたびに作業を中断し、重機を入れ替えながら工事を進める必要があったこと、また、近隣への騒音に配慮した工法を取ったことなどから、工事に時間を要し、約50日の工期延伸をすることになりました。  その後、契約当初の工期の確保について受注者と協議しておりましたが、工期内での竣工は困難と判断しまして、工期を来年4月20日に変更し、工事費の変更についても手続を行わせていただきました。  甚だ簡単ですが、説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次御発言をお願いいたします。大丈夫ですか。特にないですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  それでは、採決でございますけれども、まず、審議事項(1)「区長報告第9号」について、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第9号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築工事請負契約の変更)」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。  続いて、審議事項(2)「区長報告第10号」でございますけれども、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第10号 専決処分について(港区立精神障害者地域活動支援センター等新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(3)「区長報告第11号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築工事請負契約の変更)」、審議事項(4)「区長報告第12号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)」の2件を一括して議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。 ○契約管財課長吉田宗史君) ただいま議題となりました区長報告第11号及び区長報告第12号の専決処分2件につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。  これらの2件は、令和2年3月9日に議決いただきました港区立赤羽小学校新築工事及び港区立赤羽小学校新築に伴う関連工事機械設備工事について、令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価に係る特例措置を適用したことから、区長の専決処分により変更しましたので、御報告するものでございます。  それでは、本日付資料№2を御覧ください。初めに、3ページを御覧ください。この特例措置は、公共工事設計労務単価の改正に伴う措置で、新労務単価の早期適用を求める国からの要請を受け、区として実施するものです。  下段の四角囲みの特例措置の概要を御覧ください。1の対象工事は、令和2年3月1日以降に契約を行う工事請負契約のうち、改正前の旧労務単価を適用して予定価格を積算しているもので、変更協議があったものです。  3の契約金額の変更は、新労務単価に入れ替えた金額に落札率を乗じて算出いたしました。  4ページを御覧ください。東京都の公共工事設計労務単価表です。平成31年3月からの旧労務単価と、令和2年3月からの新労務単価及び増減率を記載しています。表の下段になりますが、平均増減率は前年度比で1.11%の増加となっています。  1ページにお戻りください。変更概要です。工事件名は、港区立赤羽小学校新築工事です。契約の相手方は、フジタ・埼和・中野建設共同企業体です。変更年月日は、令和2年7月20日です。変更内容は、契約金額につきまして、税込みで43億2,300万円だったものを、434万5,000円増額し、43億2,734万5,000円に変更するものです。変更理由は、先ほど御説明いたしましたとおりです。  続きまして、2ページを御覧ください。港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事についての変更概要です。工事件名は、記載のとおりです。契約の相手方は、株式会社朝日工業社本店です。変更年月日は、令和2年7月20日です。変更内容は、契約金額につきまして、税込みで9億860万円だったものを、398万2,000円増額し、9億1,258万2,000円に変更するものです。変更理由は、先ほど御説明いたしましたとおりです。  説明は以上です。よろしく御審議の上、御了承いただきますようお願い申し上げます。 ○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
    ○委員(土屋準君) 港区における特例措置というのがありますけれども、これは国の取組を参考にして各自治体においても適切な運用に努めるようにという要請があったということですけれども、ほかの自治体でも大体同様の措置をやっているのでしょうか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 土屋委員言われたとおりで、今回単価が上がっているということで、他自治体においても同様な手続、措置をさせていただいています。 ○委員(近藤まさ子君) 今回、単価がどれぐらい上がったかの表を見ると、増減率が1%から0.4%などとなっていますが、昨年度は3%ぐらい上がったということを聞いたのですけれども、ここ二、三年はどんな感じで増減率は変動しているのでしょうか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 今回は1.11%で、昨年度は、先ほど近藤委員言われた3.11%でした。その前の年は2.4%、その前の年は1.6%ということで、毎年上がっており、上がり幅は若干差がありますけれども、ここのところはずっと上がってきている傾向にございます。 ○委員(近藤まさ子君) 今回の上昇率が1.11%となったのは、何か原因があるのでしょうか。 ○契約管財課長吉田宗史君) この単価については、毎年、国土交通省の方で全国の調査をしまして、それを各都道府県ごとに調査をまとめた単価が結果として出てきているということです。結果的には、賃金の上がり幅というのですか、落ち着いてきているということで、今回は1.11%だったと認識しています。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  それでは、採決に移ります。審議事項(3)「区長報告第11号」、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第11号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築工事請負契約の変更)」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。  続いて、審議事項(4)「区長報告第12号」についてですけれども、これも簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第12号 専決処分について(港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(5)「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」、審議事項(6)「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」、審議事項(7)「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」、審議事項(8)「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」の4案を一括して議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。 ○財政課長(若杉健次君) それでは、審議事項(5)「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」、審議事項(6)「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」、審議事項(7)「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」並びに審議事項(8)「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」の補正予算4案につきまして、一括して御説明いたします。既にお配りしております港区各会計補正予算の予算書及び予算説明書を御参照ください。  まず、審議事項(5)「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」です。2ページを御覧ください。歳入歳出予算の補正額は10億8,516万4,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は1,866億1,698万2,000円となります。  続きまして、3ページを御覧ください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、国庫支出金4億5,173万4,000円の増、都支出金9億3,893万2,000円の増、寄附金1,700万円の増、繰入金8億5,254万9,000円の減、繰越金5億3,004万7,000円の増となり、歳入予算補正額の合計は10億8,516万4,000円の増額です。  続きまして、4ページを御覧ください。歳出予算の補正額の内訳です。総務費1億3,456万円の増、環境清掃費60万円の増、民生費7億1,652万3,000円の増、衛生費3,906万6,000円の増、産業経済費6,041万7,000円の増、土木費4,857万6,000円の増、教育費8,044万2,000円の増、諸支出金498万円の増となり、歳出予算補正額の合計は10億8,516万4,000円の増額です。  続きまして、補正予算説明書について御説明いたします。ページをおめくりいただきまして、青の色紙の後ろにつづっております令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)説明書を御覧ください。  まず、歳入の説明です。6ページをお開きください。国庫支出金の補正額は4億5,173万4,000円の増額です。項の1、国庫負担金において、生活困窮者自立相談支援等負担金等を増額するものです。  次に、都支出金の補正額は9億3,893万2,000円の増額です。項の2、都補助金において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を増額し、介護施設等における簡易陰圧装置換気設備の設置に係る経費支援事業補助金等を計上するものです。  次に、寄附金の補正額は1,700万円の増額です。項の1、寄附金において、ふるさと納税寄附金等を計上するものです。  次に、繰入金の補正額は8億5,254万9,000円の減額です。項の1、基金繰入金において、財政調整基金繰入金を減額し、項の2、特別会計繰入金において、介護保険会計繰入金を増額するものです。  おめくりいただいて、8ページを御覧ください。次に、繰越金の補正額は5億3,004万7,000円の増額です。  次に、歳出の説明です。12ページを御覧ください。総務費の補正額は1億3,456万円の増額です。項の1、総務管理費において、非常勤職員等管理等を増額するものです。14ページを御覧ください。1枚おめくりいただきたいと思います。項の2、徴税費において、特別区税賦課・徴収を増額するものです。16ページを御覧ください。項の3、戸籍住民基本台帳費において、芝地区住民記録事務を増額するものです。18ページを御覧ください。項の6、区民施設費において、大平台みなと荘管理運営を増額するものです。  20ページを御覧ください。環境清掃費の補正額は60万円の増額です。項の2、清掃費において、食品廃棄物・食品ロス削減推進事業を増額するものです。  22ページを御覧ください。民生費の補正額は7億1,652万3,000円の増額です。項の1、社会福祉費において、児童発達支援センター管理運営等を増額し、簡易陰圧装置等設置経費支援事業を計上するとともに、財源の更正を行うものです。24ページを御覧ください。項の2、児童福祉費において、私立認可保育所等新型コロナウイルス感染症対策等を増額するものです。26ページを御覧ください。項の3、生活保護費において、生活困窮者自立支援事業を増額するものです。  28ページを御覧ください。衛生費の補正額は3,906万6,000円の増額です。項の1、保健衛生費において、新型コロナウイルス感染症対策を増額するものです。  30ページを御覧ください。産業経済費の補正額は6,041万7,000円の増額です。項の1、商工費において、融資事業を増額するとともに、財源の更正を行うものです。  32ページを御覧ください。土木費の補正額は4,857万6,000円の増額です。項の4、公園費において、公園遊具消毒を増額するものです。  34ページを御覧ください。教育費の補正額は8,044万2,000円の増額です。項の1、教育総務費において、私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業を増額するとともに、財源の更正を行うものです。36ページを御覧ください。項の7、社会体育費において、スポーツセンター管理運営等を増額するものです。  38ページを御覧ください。諸支出金の補正額は498万円の増額です。項の2、他会計繰出金において、国民健康保険事業会計繰出金を増額するものです。  以上が、令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)の内容の説明です。  続きまして、審議事項(6)「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」です。またお戻りいただいて、前半の予算書の6ページを御覧ください。歳入歳出予算の補正額は1億2,050万7,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は237億3,282万2,000円となります。  右の7ページを御覧ください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、都支出金1億1,552万7,000円の増、繰入金498万円の増となり、歳入予算補正額の合計は1億2,050万7,000円の増額です。  8ページを御覧ください。歳出予算の補正額の内訳です。総務費498万円の増、諸支出金1億1,552万7,000円の増となり、歳出予算補正額の合計は1億2,050万7,000円の増額です。  続きまして、補正予算説明書に沿って御説明いたします。また青色の色紙の後ろにつづってございます説明書の46ページを御覧ください。  まず、歳入の説明です。都支出金の補正額は1億1,552万7,000円の増額です。項の1、都補助金において、特別調整交付金分を増額するものです。  次に、繰入金の補正額は498万円の増額です。項の1、繰入金において、一般会計繰入金を計上するものです。  次に、歳出の説明です。50ページを御覧ください。総務費の補正額は498万円の増額です。項の1、総務管理費において、国民健康保険料徴収を増額するものです。  次の52ページを御覧ください。諸支出金の補正額は1億1,552万7,000円の増額です。項の1、償還金及び還付金において、一般被保険者償還金及び還付金を増額するものです。  以上が、令和2年度国民健康保険事業会計補正予算(第2号)の内容の御説明です。  続きまして、審議事項(7)「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」です。またお戻りいただいて、前半の予算書の10ページを御覧ください。歳入歳出予算の補正額は168万円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は57億4,140万7,000円になります。  11ページ、右側を御覧ください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、諸収入168万円の増となり、歳入予算補正額の合計は168万円の増額です。  おめくりいただいて、12ページを御覧ください。歳出予算の補正額の内訳です。諸支出金168万円の増となり、歳出予算補正額の合計は168万円の増額です。  続きまして、青の色紙の後段にございます補正予算説明書に沿って御説明いたします。後段説明書の60ページを御覧ください。  まず、歳入の説明です。諸収入の補正額は168万円の増額です。項の2、償還金及び還付金において、保険料還付金を増額するものです。  次に、歳出の説明です。64ページを御覧ください。諸支出金の補正額は168万円の増額です。項の1、償還金及び還付金において、被保険者過誤納還付金を増額するものです。  以上が、令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)の内容の説明です。  続きまして、審議事項(8)「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」です。前半の予算書の14ページを御覧ください。歳入歳出予算の補正額は4億7,184万2,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は187億517万9,000円となります。  右側15ページを御覧ください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、国庫支出金4,478万5,000円の増、支払基金交付金2,982万8,000円の増、都支出金3,352万1,000円の増、繰越金3億6,370万8,000円の増となり、歳入予算補正額の合計は4億7,184万2,000円の増額です。  おめくりいただいて、16ページを御覧ください。歳出予算の補正額の内訳です。基金積立金4億5,015万6,000円の増、諸支出金2,168万6,000円の増となり、歳出予算補正額の合計は4億7,184万2,000円の増額です。  続きまして、補正予算説明書について御説明いたします。おめくりいただいて、説明書の72ページを御覧ください。  まず、歳入の説明です。国庫支出金の補正額は4,478万5,000円の増額です。項の1、国庫負担金において、過年度分の介護給付費負担金を増額し、項の2、国庫補助金において、災害臨時特例補助金等を増額するものです。  次に、支払基金交付金の補正額は2,982万8,000円の増額です。項の1、支払基金交付金において、過年度分の介護給付費交付金を増額するものです。  次に、都支出金の補正額は3,352万1,000円の増額です。項の1、都負担金において、過年度分の介護給付費負担金を増額するものです。  次に、繰越金の補正額は3億6,370万8,000円の増額です。  次に、歳出の説明です。76ページを御覧ください。基金積立金の補正額は4億5,015万6,000円の増額です。項の1、基金積立金において、介護保険給付準備基金積立金を増額するものです。  78ページを御覧ください。諸支出金の補正額は2,168万6,000円の増額です。項の1、償還金及び還付金において、国庫支出金等過年度分償還金等を増額するものです。80ページを御覧ください。項の2、一般会計繰出金を増額するものです。  以上が、令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)の内容の説明です。  続きまして、補正予算に関連いたしまして、補正予算補足説明資料を調製いたしましたので、併せて御説明させていただきます。本日付本委員会資料№3を御覧ください。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用について並びに区の新型コロナウイルス感染症対策について、そして、財政調整基金の活用状況について、それぞれ記載をしておりますので、御参照ください。  以上が、補正予算4案並びに関係資料の御説明でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。調製していただいた資料もよく分かりました。  今回の補正予算の中で大半を占める生活保護総務費でいうと、家賃の給付金に当たるものだと思うのですが、今まで新型コロナウイルス感染症が流行してから2月以降、これを使ってしのいでくださいというような制度だと思いますけれども、現在の状況と今後の見通し、なぜこの金額になったのか、想定される今後の展開等も含めて説明をいただきたいと思います。 ○財政課長(若杉健次君) 黒崎委員から御質問いただきました内容につきましては、民生費の生活困窮者自立支援事業というものに該当いたします。こちらについては、過去の補正予算の御審議の中でも議決をいただいておりまして、5月の臨時会の際に、3億5,000万円余りを補正予算として計上させていただいております。  このときは、世帯ごとへの支給になるのですけれども、年間で500世帯程度の方に支給できるような予算ということで想定をしていたのですけれども、7月末現在までで支給決定をした世帯が、500世帯の見込みに対して840世帯ということで、激増しております。今回の一般会計補正予算(第5号)におきましても、年度末までの支給を、恐らく賄えるであろうという見込みで今回計上させていただいております。  ちなみに、御紹介しますと、昨年度の支給実績は1件ということでしたので、やはり新型コロナウイルス感染症の影響というものの、大きさを物語っているかと思います。制度自体は使い勝手のいいように見直されておりますので、こちらが円滑に運用できるようにということで、今回の補正予算も計上させていただいてございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。2021年3月末まで見通したということですが、質問は、すでに840世帯に膨れ上がったのが今後もさらに増えるだろうというお話だと思うのですが、最終的には何件を想定されておるかということと、あと、今、窓口が港区社会福祉協議会と郵便局でしたか。どのような体制でどれぐらいの期間でお金が振り込まれるかということについて、もし把握されているのであれば、教えていただきたいと思います。 ○財政課長(若杉健次君) 今回、住宅確保給付金ということで計上させていただいているものですが、大体今のペースで月に240件ぐらいの新たな申請が来ると見込んでおります。こちら、制度上、要件はあるのですけれども、最大9か月まで支給を受けることができるということで、240世帯ずつ今のペースで増加していったとしても、3月末まで賄える件数ということで積算を行って、十分な手当てをしていこうという形を考えてございます。  制度の御案内の方も、これは麻布地区総合支所の3階で対応してございますけれども、御相談に対して丁寧に対応できるような体制を整えてございます。そちらについても、しっかりと皆様に周知していきながら、セーフティネットに類するものでございますので、安心して御利用いただけるようにということで、今後も周知を進めていければと考えてございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。では、240世帯×6か月ぐらいの想定ということなのですね。 ○財政課長(若杉健次君) 毎月毎月240世帯ずつ増えてきて、その方々が累積で毎月毎月受給していくということなので、すみません、今計算をしてございませんけれども、ただ、240世帯の方が申請をされて、それで全ての方が9か月受給するということではないと思います。一定程度減少することを見込んではございますけれども、それでもかなり高いペースを維持したとしても、一定程度対応できるような予算にはなってございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。  それと、8月25日まででしたか。特別定額給付金、いわゆる10万円の定額給付金の申請は終わっていると思うのですけれども、現在は既に全ての申請された方がお金を振り込まれているような状況なのか。そして、区に対してどれぐらいの方が申請をされたのか。申請されなかった方々はどのような理由でされなかった方なのか等、もし分かっているのであれば、教えていただきたいと思います。 ○区役所改革担当課長特別定額給付金担当課長兼務](加藤豊君) 特別定額給付金担当課長も兼務しておりますので、私の方から御回答いたします。  9月8日の11時現在でまとめたところですと、申請をいただいた方が14万6,235件ということで、港区の総世帯数で申請対象になった世帯に対しますと、97.66%の世帯が申請をされたという状況になってございます。  そして、給付が完了した件数が14万6,101件ということでございますので、率としては99.9%のお支払いが、申請された世帯については済んでいるというところです。  今の申請世帯数から処理世帯数、給付が完了した世帯を除きますと、134件という形なのですけれども、こちらについては、申請をいただいたものの、提出書類等の不備があり、今は問合せ対応をさせていただいているところでございます。最終的には9月末までには、不備が解消されれば、支給ができるという状況かと考えてございます。  督促というか、書類の提出の御依頼というのも再度させていただいたり、つながらない方もいらっしゃいますけれども、架電をさせていただいたりということで対応しております。  申請をされなかった方についての分析なのですけれども、申請をされないというと、こちら側にアプローチがない方ということでございますので、なかなか今そこまでは分かりかねるところがございます。これから分析をどうするかということを考えないといけないところかとは思っています。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。  区長は、今回の代表質問、一般質問で、区独自の給付金はしないという答弁、方向性だと思いますが、国の方も新しく政権が代わってきた中で、2回目の給付金等の話が出てくるやもしれませんし、今回のいわゆるアナログの処理はかなり様々な課題、行政手続の課題が見えたと思います。いつもお話しさせてもらっていますけれども、そこを次につなげるような対応も含めて、引き続き分析等を進めていただければと思います。 ○委員(横尾俊成君) 総務費のAIチャットボットなのですが、これまで運用をされて、どれぐらいの実績があったか。それから、今後、新型コロナウイルス感染症対応だけではなく、全体的なチャットボットのシステムが運用されると思うのですけれども、そこら辺のつなぎ込みというか、そことの連携はどうなっていくのでしょうか。 ○財政課長(若杉健次君) 横尾委員御質問いただいたAIチャットボット、今回のものについては、御案内のとおり、新型コロナウイルス感染症に対する御相談やお問合せに対することに特化したものになるのですけれども、1日24時間無休でというところも便利に御利用いただいているようです。実績を取ったのは少し古くて8月19日現在ですけれども、サービスを3月26日から開始いたしましたが、延べ約1万6,000人近くの方に御利用いただいています。延べになります。  それで、いろいろと御質問いただく中で、やはり業務時間外についても一定程度、大体50%ぐらいの方が御質問を投げかけてきていただいているようでして、便利に御利用いただいております。主には、感染症への御質問や相談窓口の御案内など、そういったところに御関心があるということがデータ上分かってございまして、AIチャットですので、貴重なデータとして今後活用させていただければと思います。  横尾委員おっしゃったそれ以外も含めた区全般のAIチャット、こちらのつくり込みにおいても、まだまだ影響が続く新型コロナウイルス感染症の対応も含めて、貴重なデータだと思いますし、どういった形で利用されていて、どういった形でFAQを返していけばいいのかということは、ほかの分野のFAQにも十分参考になってくると思いますので、その辺りも今度AIチャットを利用することになる所管ともよく相談しながら、よりよいものを導入していければと思ってございます。 ○委員(横尾俊成君) もう少しお聞きしたいのですが、先ほどチャットが延べ1万6,000件ということですけれども、その中で回答が分からず脱落してしまった、結局分からないまま終わってしまった、そのようなところのデータというのは把握できるものなのかということと、もう一つは、今後、令和3年3月まで新型コロナウイルス感染症に特化したAIチャットボットはそれ専用ですけれども、そこと新たなAIチャットボット、そこは基本的に並列するものなのか、一本化されるものなのかということについて伺います。 ○財政課長(若杉健次君) 横尾委員御質問いただいた、いわゆる解決率的なものですけれども、実際のデータ上、役に立たなかったという、解決できなかったという方の割合というのは25%強ぐらいになります。ほかの方が、このAIチャットボットが役に立ったかというアンケートに「いいえ」とは押してはいないのですけれども、「はい」という方も2割強ぐらいで、中には実際に御質問、御利用が終わられてから、役に立ったかという問いに、「はい」「いいえ」というのをお答えにならないでそのまま終了される方もいらっしゃるので、その辺りは何とかデータを広めに取れるようにということで、使っていければと思っています。  実際に次の区全体としてのAIチャットと合流するか否かというところも含めて、当然、3月までは新型コロナウイルス感染症に特化したものに使うということにしてございますけれども、FAQの整理の状況など、利用状況も含めて、その辺り、所管とも調整して、可能であれば、一つの入り口から入れるようにということで調整していければと今は考えてございます。 ○委員(横尾俊成君) 業務時間外においても利用されているということでしたし、その精度をぜひ高めていただく方向で、あと、できれば、今おっしゃっていただきました窓口の統一ができるように進めていただければと思います。これは要望です。  あと、もう1件、産業経済費の新型コロナウイルス感染症対策特別融資なのですが、ここで6,000万円と入っているのは、これは大体何件分の追加融資を見込まれているのかということをお聞きしたい。
    財政課長(若杉健次君) 今回、補正予算で組ませていただいているものについては、融資そのものというよりは、コールセンターの運営経費と、あとは、中小企業診断士の方に対する経費ということです。これを3月まで利用できるということで計上させていただいていますので、実際の融資そのものの本体に要する経費というのは、今のところは大丈夫というか、既存の予算の中での対応を想定してございます。  今後、状況がまだ動いてくると思いますので、その際にはまた適宜適切に対応していければと思ってございます。 ○委員(横尾俊成君) 先日たまたま地方銀行の方とお話ししていたら、一時落ち着いたけれども、コロナ禍が長引いているので、飲食店、小売業への貸出しがまた再び増えてきたということもお聞きしたのですが、例えば、そのようなことに対して、今後、もし特別融資の需要が増えた場合は、ここは柔軟に補正予算をまた組んで対応していくという、そのような認識でよろしいですか。 ○財政課長(若杉健次君) 今回の区の新型コロナウイルス感染症対策の一連の中でも大きく2つの柱で、感染拡大防止のほかに、区民、事業者の方の暮らしを支える取組というものの大きな軸に融資事業がなっていると思いますので、いつまでどの程度というところは所管とも今後調整だと思いますけれども、その辺りは社会情勢や区内事業者の方の声なども十分踏まえた上で、適切に対応していければと予算的には考えてございます。 ○委員(近藤まさ子君) 総務費でも民生費でも教育費でも、施設で利用料金制度を導入している施設は、管理運営費を補填する等々の費用が計上されていて、総務費では大平台みなと荘、民生費では児童発達支援センター、障害者支援ホーム、教育費ではスポーツセンターや区立運動場や氷川武道場などが挙がっているのですけれども、利用料金制度施設、利用料金制度を導入していて、この管理運営の補助をしていないところはあるのですか。 ○財政課長(若杉健次君) 今回の対象としては、区から休館または自粛を要請した施設ということになってございます。それ以外の利用料金制を導入しているような施設で、例えば、自転車等駐車場などは、そういった自粛、休館要請の対象にはなってございませんので、今回はそういった区からお願いをして、その影響を受けた施設への補助ということで計上させていただいてございます。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  それでは、採決に移ります。「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」の採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」について採決いたします。  それでは、簡易採決ということでございますので、「議案第78号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第78号 令和2年度港区一般会計補正予算(第5号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  続いて、「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」について採決いたします。  「議案第79号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第79号 令和2年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  続いて、「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」の採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第80号 令和2年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  続いて、「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」についてですが、採決は、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」について採決いたします。  「議案第81号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第81号 令和2年度港区介護保険会計補正予算(第1号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(9)「議案第86号 工事請負契約の承認について(赤坂八丁目道路擁壁改修工事)」を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。 ○契約管財課長吉田宗史君) ただいま議題となりました審議事項(9)「議案第86号 工事請負契約の承認について(赤坂八丁目道路擁壁改修工事)」につきまして、提案の補足説明をさせていただきます。  本議案は、赤坂八丁目道路擁壁改修工事工事請負契約につきまして御承認をいただくものでございます。  初めに、「議案第86号 工事請負契約の承認について」を御覧ください。工事の名称は、記載のとおりです。工事の規模は、擁壁延長47.8メートル、高さ5.0メートルです。契約金額は2億1,860万3,000円で、工期は契約締結の日の翌日から令和3年9月30日までです。契約の相手方は、港区高輪三丁目19番23号、徳倉建設株式会社東京支店です。  次に、本日付資料№4を補足資料として調製いたしましたので、御覧ください。表紙をおめくりいただきまして1ページ、入札経過調書です。本件は、令和2年8月18日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札決定したものです。3者が入札の申込みをし、うち1者を落札者としております。  2ページを御覧ください。港区工事契約における特別簡易型総合評価方式についてです。この方式は、価格に加え、技術などの要素を含めて総合的に評価し、最も評価の高い者を落札者とするものです。  資料の項番1、評価点についてです。価格評価と技術評価を各25点、合計50点で評価します。価格評価点は、記載の計算式で算出します。入札価格が調査基準価格に近い場合は25点に近い点数となり、予定価格に近い場合は0点に近い点数となります。技術等評価点は、工事成績等、資料に記載の4項目の合計点になります。  項番2の評価結果を御覧ください。各応札事業者の価格評価点、技術等評価点、合計点は記載のとおりです。契約の相手方である徳倉建設株式会社東京支店は、入札価格が予定価格に近い金額であったため、価格評価点が0点となっています。  議案第86号参考資料1ページを御覧ください。工事場所は、赤坂八丁目9番先から赤坂八丁目8番先で、区立赤坂小学校近くの特別区道第672号線です。  2ページを御覧ください。資料の中ほどの断面図です。区道と擁壁の間にアンカーを打ちます。区道を拡幅し、転落防止柵等を設置します。また、擁壁との間に生じる空洞を塞ぐステンレスパネルを設置します。擁壁の下の私道は、足場の設置等で使用し、工事終了後、舗装します。  補足説明資料にお戻りください。3ページ、改修工事詳細です。擁壁改修工事により設置するもの及び数量は記載のとおりです。  4ページを御覧ください。右上の整備後のイメージで、道路標識の左側が路側防護柵、歩道の右側が転落防止柵です。転落防止柵の下が擁壁になっています。  右下の写真を御覧ください。白い部分が擁壁で、その上の黒い部分がステンレスパネルです。  私からの説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(黒崎ゆういち君) きょう先ほど見に行ったので、よく現地の様子は分かるのですけれども、補足資料の3ページ項番2に、区道舗装、私道舗装と分かれているのですが、私道というのは一般的に私有財産なので、区の税金が投入されていない道路だという理解なのですけれども、今回区道と私道を一体で整備する理由というか、根拠というか、どのようなことでこれが進んできたのか。経緯などがあれば、教えていただけますか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 今回、擁壁で高さがある関係で、区道側と私道側にも仮囲いといいますか、足場を組むことになります。そのため、工事をする中で、上から物等が落ちてくる場合があり、私道の部分にもどうしても傷がついてしまうおそれがあるということで、最終的な足場の撤去の際に、私道の方も整備をさせていただくといった経過となります。 ○委員(黒崎ゆういち君) ということは、大した整備ではないということですね。ありがとうございます。  現地を見せていただいたところ、工事する箇所は非常に早急に対応しなければいけないと思いました。一方で、坂の上、北側の方も見に行ったところ、フェンスで覆われていて、下へは落ちにくいようにはなっているのですが、形状としては今回と似たような崖であったということ、そして、我々が一回下りて、私道に入っていくときに通った左側の上り坂の側面の部分も、同じように今回の工事対象から外れていますけれども、そこを一緒にやらない理由は何かあるのですか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 今、黒崎委員が言われたところについては、大きなクラック等がなかったということで、応急措置等も必要性がないということで、今回の工事範囲の中で決めさせていただいたという経過があると、所管の方からは聞いています。 ○委員(黒崎ゆういち君) いろいろ計画があるとは思うのですが、基本、そんなに変わらないものというか、性質のものだと思うので、今後、計画の中で検討できるのであれば、整備していただいた方がいいかと感じました。 ○委員(横尾俊成君) 今回の工事請負契約で、特別簡易型総合評価方式を導入した理由について、教えてください。 ○契約管財課長吉田宗史君) 基本的に議会で議決をいただくもの、大きな金額の工事につきましては、価格だけではなくて技術も含めて評価をしようということで、総合評価方式を採用しています。今回もその考え方に基づいてやらせていただきました。 ○委員(横尾俊成君) その中で、今回、技術等評価点のところが大きく差を開いている。価格の方は今回落札したところとは別のところが、若干ですが評価点で上回っているということですが、技術点の評価点が19点と4点となっていて、それぞれの内訳を教えていただきたいのですが。 ○契約管財課長吉田宗史君) 1番目の徳倉建設ですけれども、技術等評価点ですが、内訳としまして、工事の成績点が9点、それから、配置予定者の資格点が3点、それから、配置予定者の実績点が2点です。これで技術点が14点になります。次に、地域貢献点になりますけれども、災害協定で3点、それから、障害者雇用で1点、環境配慮点で1点ということで5点。合わせて19点になります。  もう一つの事業者ですけれども、技術点のうち工事成績が1点、それから、技術者の資格点が3点ということで、合計技術点が4点です。地域貢献点はないということで、合計4点となります。 ○委員(横尾俊成君) 工事成績評価点が1点ということで、ここが恐らく直近の5年度のうち、港区での工事の実績がないという理由になるかと思うのですが、実績があるかないかがすごく大事なポイントとなってくるのは、どういった理由でしょうか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 総合評価をやらせていただくときに、まず、港区内の工事実績が1件以上は必要となります。このうち評価できるものは、3件の工事までは評価できて、その平均点ということで出させていただいています。上記の事業所は、複数の実績があったということで、ポイントを持っていたと。一方の事業者は、1件ということで、大きな点数が取れず、結果として低い点数になったということになります。 ○委員(横尾俊成君) 実績があるというのは安心できる一方で、例えば、これまで一度しかやったことがないところは永遠に負け続けてしまう。特別簡易型総合評価方式をやり続ける限りはずっと負け続ける、価格点がどれだけよくても、技術点が大きな比重を港区の場合は占めているというところもあって、新規の事業者が入りづらい、いつも同じような業者が受注してしまうというのはどうかと思うし、価格での差、競争原理が働きづらいのではないかという考え方も一方であると思うのです。というのが意見でして、今のは何か答えを求めているわけではないのですが、そのようなところは今後一定の検討の余地はあるのではないかというところです。 ○契約管財課長吉田宗史君) 基本的に総合評価でやらない、価格のみの制限付きの一般競争入札というのは、金額の低いもの、議案以外のもので多数やらせていただいていまして、そこでの工事実績の評定がこのポイントに入ってくるということであり、必ずしも事業者の算入の幅狭くしているというわけではないので、そこは御理解いただければと思ってはいます。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、ほかになければ、これより採決に入ります。  採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第86号 工事請負契約の承認について(赤坂八丁目道路擁壁改修工事)」について採決いたします。  「議案第86号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第86号 工事請負契約の承認について(赤坂八丁目道路擁壁改修工事)」については、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(10)「議案第87号 工事請負契約の承認について(港区高輪地区総合支所等規模改修工事)」を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。 ○契約管財課長吉田宗史君) ただいま議題となりました審議事項(10)「議案第87号 工事請負契約の承認について(港区高輪地区総合支所等規模改修工事)」につきまして、提案の補足説明をさせていただきます。  本議案は、港区高輪地区総合支所等規模改修工事工事請負契約につきまして、御承認をいただくものでございます。  初めに、「議案第87号 工事請負契約の承認について」を御覧ください。工事の名称及び工事の規模は、記載のとおりです。契約金額は25億2,268万5,000円で、工期は契約締結の日の翌日から令和5年2月28日までです。契約の相手方は、港区赤坂六丁目1番20号、安藤ハザマ・関電工・朝日工業社異業種建設共同企業体です。工事概要につきましては、後ほど高輪地区総合支所管理課長及び施設課長から御説明いたします。  次に、本日付資料№5を補足資料として調製いたしましたので、御覧ください。表紙をおめくりいただきまして1ページ、入札経過調書です。本件は、令和2年8月20日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札決定したものです。1者が入札の申込みをし、落札者としております。  なお、本件は、高輪区民センター等を含めた複合施設であり、建物全体の居ながら工事を実施するという特殊性に対応するため、異業種の共同施工方式による発注を行っています。  2ページを御覧ください。港区工事契約における特別簡易型総合評価方式についてです。この方式は、価格に加え、技術等の要素を含めて総合的に評価し、最も評価の高い者を落札者とするものです。  資料の項番1、評価点についてです。価格評価と技術評価を各25点、合計50点で評価します。価格評価点は、記載の計算式で算出します。入札価格が調査基準価格に近い場合は25点に近い点数となり、予定価格に近い場合は0点に近い点数となります。技術等評価点は、工事成績等、資料に記載の4項目の合計点になります。  項番2の評価結果を御覧ください。本件は、契約の相手方が異業種共同企業体であることから、各業種の事業者について評価し、その合計を50点に割り返した点数を応札事業者の点数としました。点数につきましては、記載のとおりです。各業種の事業者とも、入札価格が予定価格と同額であるため、価格点が0点となっています。  私からの説明は以上です。  引き続きまして、工事概要につきまして、高輪地区総合支所管理課長及び施設課長からそれぞれ御説明いたします。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 港区高輪地区総合支所等規模改修工事について御説明いたします。3ページを御覧ください。  高輪地区総合支所及び高輪区民センター、シティハイツ高輪、高輪図書館において改修工事を行います。  経緯です。当該施設は、平成7年に竣工し25年が経過しております。これまで工事による修繕工事をしていないことから、劣化の改修並びに機能更新工事が必要です。  今回の工事では、20年目の改修項目に加えまして、30年目の項目も一部先行して行います。施設規模は、地下3階地上18階の建物となります。  工事の概要です。まず、区民サービス向上としまして、分かりやすく迷わないサインの整備などユニバーサルデザインの導入、区民ホールの客席椅子改修や、図書館での個別空調設置など、利用者要望の実現を図ります。2点目としまして、防災用発電機の増強など、防災拠点としての機能強化、3点目として、床改修や外部照明の整備など、安全・安心の施設づくりを行います。  4ページとなります。4点目としまして、自然換気の活用や照明器具の更新、協定木材の活用など環境に配慮した整備、また、5点目に、防水改修や空調、衛生設備改修などの機能回復・更新の工事となります。  なお、今回のポイントともなります工事における配慮です。当該施設は、総合支所執務室に加えまして、区民センター、図書館、そして、住宅併設の建物です。あわせて、白金高輪駅直結1階国道側出口に加えまして、5階松が丘口など、平日、土日、始発から終電まで、1階並びに5階からの利用者が通行するほか、居住者の生活の場となっております。  工事は、建物全体の居ながら工事です。開庁時間や利用者動線を踏まえ、計画的に工事を実施いたします。  なお、工事中は騒音、振動が発生することから、施設の一部の利用を制限いたします。  来庁者、施設利用者、居住者並びに職員等に対する安全・安心の確保を徹底するとともに、工事が平日や夜間、休日にも及ぶため、利用者動線や周辺への影響に十分配慮し進めることができる体制を構築いたします。  本工事は、本年10月着工、令和5年2月の竣工を予定しております。安全、着実な改修工事となるよう、工事施工事業者と連携を図ってまいります。  引き続き、工事の概要につきまして、施設課長から御説明申し上げます。 ○施設課長(伊藤太一君) それでは、工事概要につきまして、本日付当委員会資料5ページから9ページを使いまして、その詳細について御説明いたします。  本日付資料5ページ、項番1、大規模改修の背景と視点を御覧ください。高輪コミュニティーぷらざは、竣工後24年が経過する中で、築25年から30年目を目安とした設備機器等の更新時期を迎えております。区では、適切な維持管理を着実に実施するため、計画的な維持保全に係る改修工事に加え、建設時になかった機能を追加するなど、建物の長寿命化を目指していくための大規模改修工事を行います。
     右の施設保全の概念図を御覧ください。建物の計画的な保全の概念では、築年数の浅い期間では、初期性能の回復を目的とした維持保全の改修が中心となり、一定期間後は、新たなニーズに対応した機能向上も考慮することが必要となります。  このため、本工事では、耐用年数を迎えた機器の更新や防水工事などの維持保全に関わる工事と併せて、機能向上として更新工事を行うこととします。  項番2、維持保全を御覧ください。初めに、維持保全工事に関する内容です。こちらは、適切に維持管理をするために必要な建物機能の回復や更新を行います。まず、建築工事では、主に更新時期を迎える屋上またはバルコニーなどの屋内に面する部分の防水工事を実施します。また、外壁周りのシーリング工事や紫外線により劣化したフィルムの貼り替え工事を実施します。続いて、電気設備工事では受変電設備の改修、機械設備工事では施設各所の空調工事と衛生設備の改修を実施します。衛生設備改修としては、各所のトイレを全面的に改修するとともに、和式となっている便器を全て洋式化します。また、住宅共用部の給水管などを更新します。  続いて、項番3、機能向上に係る改修工事についてです。高輪コミュニティーぷらざは、総合支所機能をはじめとして、区民センター、図書館、区営住宅により構成された複合施設です。本工事では、機能更新として、区民サービスの向上、環境配慮、省エネルギー化、防災機能の強化、安心・安全の拡充の視点により、施設全体に及ぶ範囲となります。  6ページを御覧ください。各階の平面図を用いまして、改修の内容について御説明いたします。凡例にございますとおり、各施設を色分けしております。上に示しますのは1階平面図、記載がなく大変申し訳ございませんが、下に示すのが2階平面図でございます。  これら工事の中でも、機能向上に資する内容を右ページに御紹介しております。水色でお示ししています区民センターです。①の区民ホールの改修を行います。こちらは、利用者の希望を踏まえて、客席の椅子を改修し、座席横方向の間隔を49センチメートルから53センチメートルに拡幅いたします。改修により、座席数は現況の250席から224席となり、また、車椅子専用席につきましては、改修により2席確保いたします。  また、区民ホールの天井は、建築基準法に規定される特定天井に該当し既存不適格となっているため、耐震化改修を行います。改修では、現在のホールが有する音響的に優れた性能を損なうことのないよう、材料の選定やシミュレーション、音響測定などを行ってまいります。老朽化した舞台設備の更新も併せて行います。  続きまして、2階の平面図の②③で示した場所でございます。総合支所の②の誰もが利用しやすいトイレの整備では、トイレの機能更新につきましては、改修前後のレイアウトにお示ししますように、2階エレベーターロビー近くのトイレゾーンを拡張しまして、大人用のベッド等を設置した多目的トイレを整備します。また、建物内各所にもございますが、現在のニーズに対応した各種機能つきのトイレに整備し直します。  また、③の協定木材による共用空間の整備では、協定木材による空間整備につきまして、施設利用のメイン動線となっております各階エレベーターホール等ロビーに、掲示板つきサインの整備と併せて、協定木材を効果的に使用してまいります。  7ページを御覧ください。こちらは、3、4階におけます改修項目を御説明いたします。3階の水色でお示しする範囲では、①3階区民ホールの改修を行います。現在、エレベーターホールに対して横に位置します出入口を、今度はエレベーターの正面の位置にし、4階、5階と同じレイアウトとすることで、事務室カウンターからの視認性を向上させ、安全性を高めます。あわせて、ロビーやロッカー室のレイアウトを変更しまして、サークル室を増設するとともに、各室ごとの室温の調整が可能となるよう、個別空調システムを導入し、部屋ごとの利用目的や利用者数が異なるケースに対応してまいります。  現在あるパーティションで仕切られた授乳室につきましては、利用者が安心して利用できるよう、独立した部屋として整備いたします。  次に、黄色で示します図書館では、②内装仕上げ等の改修を行います。現在、吹き抜け部分を介して空間がつながっておりますが、この部分にガラスパーティションを設置しまして、3階児童コーナーと4階閲覧スペースを区画いたします。これによりまして、伸び伸び過ごせます3階児童コーナーと静かな4階閲覧スペースの両立を図り、併せて空調負荷の軽減を図ってまいります。  このほか、視聴覚室への個別空調、そして、床カーペット、また、天井の改修、授乳室を新たに整備してまいります。  続いて、緑でお示しします総合支所では、③の災害対策地区本部会議室の整備を行います。災害対策本部機能を独立した部屋として支所長室に隣接して配置するとともに、災害時には非常用発電機からの電力供給を行い、防災機能の向上に努めてまいります。  続いて、8ページでございます。こちらは、5階及び6階における改修項目を御説明いたします。緑色で示します総合支所機能としまして、①の駐輪場の整備を行います。5階の松が丘側の広場に設置されています池を改修しまして、約80台分の駐車場を新たに整備してまいります。また、建物全体の機能向上として、サインの整備、省エネルギー対策、防災用発電機の増強及び受水槽の耐震改修を行います。  1のサイン整備につきましては、適切な位置に案内、誘導サインを配置しまして、公共機関からのアクセスや、初めて施設を訪れる利用者にも施設内を分かりやすく誘導してまいります。  2の省エネルギー対策につきましては、環境に配慮した省エネルギー化の改修を行い、CO2の排出量と光熱費の縮減を図ってまいります。特に機器の更新に関しては、エネルギー効率の高い機器などを採用し、省エネルギーの削減に貢献いたします。  続いて、3の防災用発電機の増強につきましては、72時間対応の防災用発電機を整備し、BCPに対応してまいります。  また、4の受水槽の耐震改修につきましては、現行の耐震基準を満たすものとして更新すると同時に、地震時の漏水を防ぐ緊急遮断弁を設置してまいります。  最後に、区民住宅です。現在、屋上に高置水槽が設置しておりますが、改修に併せて高置水槽を廃して加圧給水方式に変更いたします。  以上、改修工事の項目につきまして、御説明いたしました。  9ページを御覧ください。工事工程計画について御説明いたします。初めに、工期は令和2年10月から令和5年2月まででございます。休館による改修につきましては、区民センター、区民ホール、高輪図書館は休業期間を定めて集中的に改修工事を行います。休業期間は、区民センターが令和3年5月中旬から7月中旬、区民ホールは令和3年12月上旬から令和4年5月下旬、高輪図書館は令和3年12月上旬から令和4年2月下旬を予定しております。  居ながら改修とする総合支所につきましては、空調及びトイレの改修は土日等の休日昼間の工事とし、災害対策地区本部会議室の整備は、下階の区民センター休館中に合わせて、平日の昼間の居ながら工事として実施してまいります。  住宅及びその他の工事としては、外壁の改修は足場を主に  行いますが、住宅バルコニーは遮蔽期間が少ないゴンドラにより行います。  また、工事の影響による停電、断水につきましては、工事工程を踏まえ、それぞれ想定しております。停電や断水の際には、仮設の電源や水源を確保して、施設運営や区民住宅の居住者の生活への影響が最小限にとどまるよう、適切に対応してまいります。  以上を踏まえまして、全体工程案に取りまとめてございます。全体の工事工程としましては、本委員会において御承認いただいた後に工事説明会等を行いまして、令和3年2月頃から本格的に工事に着手してまいります。  各所において休館による改修と居ながら改修を並行して実施してまいりまして、令和5年2月の竣工を迎えることを想定しております。難易度の高い工事でありますが、安全対策や工事上の配慮及び工事工期の設定について十分考慮し、円滑かつ着実に工事を進めることを目指してまいりたいと考えてございます。  説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(榎本茂君) 防災に絞って教えていただきたいのですけれども、発電機の増強で、72時間対応ということですけれども、給電先についてはどのような対応になっているのか教えてください。 ○施設課長(伊藤太一君) まず、現在、設置してあります非常用発電機も含めて御紹介したいと思います。現在、施設には、消防用と防災用の2台の非常用発電機が設置されております。まず、消防用では、発電機容量を625kVAとし、屋内消火栓や非常用エレベーターなどの電力供給に対応しております。  また、防災用では、発電機容量を15kVAとし、4階の執務室の一部の照明やコンセントなどの電力供給に対応しております。  今回の工事において、防災用の発電機を更新しますが、これまでの電力供給先に加え、非常用エレベーターや災害対策地区本部となる4階及び5階の執務室の照明、それから、コンセントなどに電力供給できる180kVAの発電機に増強いたします。  加えまして、燃料タンクについても御紹介させていただきたいと思います。これに伴いまして、3,500リットルの新たな燃料タンクを地下に整備しまして、従前からある500リットルの燃料槽と合わせて計4,000リットルの重油を備えることで、72時間の対応が可能ということになります。 ○委員(榎本茂君) ありがとうございます。これ、地下タンクに貯蔵する燃料は、今までは、防災訓練ぐらいでしか使わないで、減ったらその分をほんの少量足していくというのがあったと思います。これは何年か前からやっているのですけれども、A重油の劣化基準というものが経済産業省から3か月で劣化すると示されていて、私、国会でも質問原稿を書かせてもらって、今も国会で検討していかなくてはいけない、税金なんかも制度をいじらないといけないなど、やっと議論が深まってきているのがあるのです。そうなっていったときに、このような施設で頻繁に、例えば、燃料を年間2回から3回、経済産業省の言うとおりであれば4回入れ替えることとしたときに、入替えが可能な構造になっているのでしょうか。通常入れ替えることを想定していなければ、燃料タンクを奥の方の部屋に入れてしまって、なかなか入替えが難しい構造をしているのが現実にはすごくたくさんあります。タンクローリーが入って割と入替えが簡単なようなところもあるのですが、今回については一切配慮していないということでよろしいですか。 ○施設課長(伊藤太一君) 燃料の劣化の話でございますが、非常用発電機につきましては、年間を通じて保守点検を行っております。これによって、数十分から1時間程度は点検するのであろうと思いますが、その際に燃料が減りますので、それは補填をすることを繰り返しているということです。なので、燃料自体が著しく劣化するということは今のところ考えておりませんで、そのようなことをして、タンク内の燃料を維持管理していくということになると思います。  それから、燃料の補給につきましては、今回、新たに地下2階の駐車場の一部を使いましてタンクを置きますが、燃料の供給につきましては、1階の桜田通りの入り口に供給口をつけまして、そこから燃料を引っ張って、地下2階のタンクまで届かせるという構造を予定しています。 ○委員(榎本茂君) そうなのですよね。今までのものというのは、補給しか考えていなくて、劣化による入替えという概念がないのです。でも、A重油は、本来軽油の方が長持ちするところ、残留炭素を入れて作るけれども、中で酸化してセジメントが析出して、ジェル状になってしまうということで、やはり入れ替えなくてはいけないというのが、今、経済産業省の方針であります。ただ、入れ替えることを想定していなくて造ってしまって、施設の奥に入れてしまっているから、入れ替えるというのが現実的にすごく難しいという。劣化しているというのは、現実、経済産業省が発表しているわけだから、抜く作業というものを想定しないで建物を造ってしまうと、将来入れ替えようかといったときに、物理的に無理だとなってしまうわけです。せっかくこれだけのものを造るのだから、抜き替えることも、物理的に不可能にしておかないで、想定しておくことが設計段階で必要になるのかと思います。 ○施設課長(伊藤太一君) 今回設けます燃料タンクでございますが、地下2階の駐車場の一部に設置します。地中に埋設するようなタイプのものではなくて、六面点検できるようなタンクでございますので、場合によっては、そこら辺は容易なのかと思います。 ○委員(横尾俊成君) 今回の入札で、特別簡易型総合評価方式、また、制限付き一般競争入札ということで、異業種の共同体を想定し、その方に限定して制限しているということなのですが、今回のような方式でやったのは、港区でいうと、高輪地区総合支所以外には過去に事例はあるのですか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 本庁舎の大規模改修をさせていただいたときに、今回と同じような形で異業種ということで、建築、電気、機械設備が組んで入札をやらせていただきました。 ○委員(横尾俊成君) 今回、居ながらということで、特殊なやり方であるために、異業種だと、連絡が取りやすいだろうということで想定されていると思うのですが、一方で、このようにすると、今回もそうなのですが、落札価格がすごく高くなってしまいがちだということもあると思うのです。  今後、総合支所でいうと、例えば、赤坂地区含めていろいろな建物の改修が今後ありますし、そうではなくても、このような大規模な改修工事というのはあると思うのですが、今後も必ずこの方式なのか、あるいはばらばらでやってもきちんと連携が取れるのかどうかというのはしっかり検証する必要があると思うのですが、その点についてはいかがですか。 ○契約管財課長吉田宗史君) 今、横尾委員言われたとおり、原則は分離分割発注ということで、建築、電気、機械設備と、分割で発注をさせていただいています。  今回、庁舎については2例目の形になりますけれども、今後、他の総合支所でやる場合については、今回、2つ事例ができますので、その知見を踏まえ、そこまで組む必要があるのかどうかということも、今後、高輪地区総合支所と施設課の方で検証しつつ、効果等を踏まえて、次のステップについては考えていきたいと思っています。 ○委員(横尾俊成君) ぜひお願いします。共同体を組んだ方がよりよいということであれば、もちろん継続していただければと思いますので、ぜひ検証はしていただければと思います。  あと、もう1点だけ、今回、直接改修の工事に関係してくるかというと分からないのですが、Wi-Fiの環境はどのようなことで整備する予定でしょうか。総合支所だけに入れるのでしょうか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) Wi-Fiにつきましては、今後も大きく広げていくよう要請がございます。こちらは災害対策の拠点ともなりますので、そうした通信環境も災害に備える上では整備していくものとなります。区民センターには既に整備も行っておりまして、通信環境につきましては、十二分に対応できるように考えているところでございます。 ○委員(横尾俊成君) 今回、コロナ禍において、区民の方が区民ホールを使ってコンサートをやるといったときに、Wi-Fiが入っていないのでインターネット中継ができなかったという、そのような事例があったりもしました。  そのような中で、今回、コロナ禍で、一時期より収まってきたとは言え、終息するのがいつになるか分かりませんが、いつかは収まるものだと思うのですが、将来的にもそのような感染症などが発生した非常事態のときに、どのような対策をするのか、施設としてどうあるべきかという話にもなると思います。高輪地区に限っているわけではないのですが、そのようなWi-Fi環境はどのようなところまで、例えばホールの中まで整備した方がいいのではないかという意見もあったりしまして、そのようなところをぜひ含めて検討していただきたい。今回、整備に対しては新型コロナウイルス感染症を踏まえたというところでいうと、8ページの自動水栓の採用というところに限られるかと思うのですが、ほかにもコロナ禍を踏まえて、今後もこのようなことが起きることを踏まえて、感染者がどのような動線をたどるのか、そのときには、施設の利用者の動線なども含めて、今後検証していただければと思います。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 今、横尾委員もコロナ禍の話をされたのですけれども、この高輪地区総合支所、区民センター、図書館など、非常に私も楽しみにしております。すばらしい施設だと思います。  コロナ禍ということで、施設において、新型コロナウイルス感染症だから工夫された点というか、追加された点など、細かく言うと、例えば、図書館のパーティションを増やしたなど、何でもいいのですけれども、そのようなところがあったら教えていただければと思います。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) こちら、かねてからの設計などを行っていく中では、まだ新型コロナウイルス感染症というものは想定してなかったわけでございます。現在のような新たな感染症拡大という想定のない中での設計ではありましたけれども、ソーシャルディスタンスの確保や換気、また、リモートでの対応、そうしたことも可能な環境整備など、新しい生活スタイルにまた公共施設の利用スタイルも合わせていかなくてはいけないという考えを持っています。  可能な限りそこが対応できるように、先ほど兵藤委員おっしゃったような、具体的な物品を置くことで対応が可能なものが中心になろうかと思います。利用者の安全や安心、満足度というものを向上させる機能更新改修工事を実施するとともに、運用面での工夫などを併せて考えていきたいと思っております。 ○委員(黒崎ゆういち君) 今回の総合支所の大規模改修というのは、多分、総合支所では初めてになるのですよね。総合支所で区民センター、住宅、図書館と複合的な施設なのですけれども、今回、総務常任委員会で上程されているということは、契約という金額的なものと、あと、総合支所という総務常任で取り扱うような話になると思うのですけれども、建設常任委員会に関わる住宅、そして、区民文教常任委員会に関わる区民センター及び図書館への改修の内容の審議というものは、どのようなスケジュールで行われるのでしょうか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 建設常任委員会並びに区民文教常任委員会につきましては、9月の常任委員会で既に区民文教常任委員会は私の方から説明をしまして、建設常任委員会につきましては住宅課長の方から、今回と同様の3ページ、4ページの内容を説明してございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) では、内容についてはある程度議員サイドからすでに要望があったということなのですが、先ほどお二人からも質疑があったとおり、新型コロナウイルス感染症に対する対応策というものが全然見えてこない気がします。先ほど佐藤課長がお話しされたような内容を今後、どう設計段階に反映させていくかというところと、そして、本庁舎の大規模改修のときに、やはりレイアウトや内装、ICT、デジタルサイネージ等の分野も大きく変わりました。これが総合支所のときにこの25億円の予算の中で、そこら辺もきちんと含まれているものなのかどうか。そこら辺、契約の内容と設計の変更等が可能なのかどうか、質問します。 ○施設課長(伊藤太一君) まず、資料の8ページの一番下にありますように、今回の新型ウイルスの感染防止というところへの配慮につきましては、自動水栓の採用ということをこの中では実施いたします。  ただし、それ以外の新型コロナウイルス感染症対応が、施設側、特にハードの方でどのようなことができるか、今後、総合支所、各所管課と相談してまいりたいと思います。  その際に、この工事の中で行うべきことがあれば、それはまた設計変更等を含めまして、対応していくということかと思います。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 併せて御説明いたします。運用面での工夫というものが考えられることになります。例えば、区民センターホールにつきましては、もともと区民要望もありまして、椅子の幅を広げます。席数は若干減りますけれども、座席幅は広がることになります。さらに入場制限や、1個置きに座っていただくなど、できたものに対しての運用の在り方、そういったものを変えるとともに、定期的な換気をするなど、現在、当初の設計では想定がない中での設計ではありましたので、運用での対応というものが大きなものとなります。  また、新しい生活スタイル、公共施設の利用スタイルというものをしっかり見極めた上で、必要であれば、そこはさらなる改修に向けての計画、段取りというものが議論されていくことになろうかと思いますけれども、その点はまず運用の中でということになります。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。これから多分、まだ先の話ですけれども、本庁舎でやっているフリーアドレスや、あと、最近、区長室の方に自動ドアがついたかと思うのですけれども、もともといつついたか分からないのですが、自動ドアがつくということは多分今までの設計の発想にはなかった時代に入ってきていると思います。感染症がどこで収まるかというところもあるのですけれども、せっかく感染症専門アドバイザー等もいらっしゃるので、ぜひ感染症対策も踏まえたいい施設改修になっていただくよう、そして、本庁舎でやっているものをさらに進化させて、働き方改革等も含めた次の検証の機会にもなるような設計、建物になるように、よろしくお願いします。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいですか。  私の方から2点だけ、簡単で結構ですので確認させていただきますけれども、今回、居ながら工事かつ、大規模改修ということで、竣工から24年が経過したとのことですが、特に公の施設というのは耐用年数の大体半分が過ぎると改修ということがよくあると思います。今回、大規模改修で、先ほど述べられた機能の向上とともに、中の施設関係も更新するということなのですけれども、あくまでも予定でいいのですけれども、これだけのやはりお金をかけて改修工事をするわけですので、大体これがどのぐらいで次の更新をするのか。新築だと今言ったように大体耐用年数の半分、25年から30年が目安だけれども、大規模改修をしたとき、次の更新は大体何十年ぐらい先を見込んでいるのか。そこら辺、描いている年数があれば教えてもらいたいと思います。 ○施設課長(伊藤太一君) 港区では、港区公共施設マネジメント計画を策定したのが平成29年ということになりますが、その時点で各施設の長寿命化を目指しまして、おおむね80年を目指そうということになりました。80年がたつということに対しては、そこはまた計画的に改修を実施していかなければいけないということが伴います。この高輪コミュニティーぷらざに関してもその対象となりますけれども、今回、25年から30年目の改修を行いますが、次は40年目であったり、またはその後、5年置き、10年置きなど、大体5年置きに何か改修事が予定されていますので、そこは相談しながら進めてまいるという内容になってございます。 ○委員長(杉本とよひろ君) 当然、これはやはり利便性と安全性も含めてなのですけれども、先ほどお話が出た港区公共施設マネジメント計画、これも一回結構突っ込んだ質疑を以前にしたことがあるのですけれども、当然、マネジメント計画を立てて、この施設はこの時期にやるという、そういった全体計画の中でやっていくと同時に、もう1つは、債務負担行為などで数年かかる工事であれば、当然、それだけのお金というものが必要になってくるわけです。財政の面から見ても、今言ったマネジメント計画というのは非常に関係していて、単純に25年、30年とは割り切れないし、今後、恐らく港区もどのような財政状況になるか分からないわけですし、やはりそこら辺も踏まえながら、今までのように税収が計画どおり入ってくるという形には恐らくならない状況にもあると思います。その辺を懸念したところが1点で、最後の1点が、よく地域の方から、使い勝手はこうやって改修工事で良くなるのですけれども、安全性に関して言うと、これまであった自転車駐輪施設の撤去とあります。今まではここに自転車の置ける施設があったのだけれども、これは基本的に撤去して、グリーンのエリアの、こちらに移動するということで図を読み取ればいいですか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 高松中学校側にある駐輪場は一時閉鎖するわけなのですけれども、その間は、区民センターホールの入り口の方に止めていただけるように御誘導申し上げます。後ほどそこはまた改修後に復活するような形になっております。  今の高松中学校側の駐輪場が何に使われるかといいますと、資材を上層部に搬送するための通路となりますので、利用者の安全を確保するために、ここは一時的な工事区画ということで、駐輪場は閉鎖をさせていただきますが、一時的なものということで、工事終了後はまた戻すことを考えています。 ○委員長(杉本とよひろ君) 私は今、逆の立場で質問したのだけれども、駐輪場の前の道路は、ホールや地下鉄から出て国道に抜ける歩行者が歩くところなのに、そこの奥に駐輪場があるので、結構みんな乗り入れて駐輪施設に入ってしまうと。だから、今、手で押して乗り入れてくださいという看板もつけてもらっていますが、接触事故が非常に懸念されて、これ、非常に近隣の方が危惧されていて、この前もシティハイツ高輪に住んでいる住民の方が出てきたところに、高齢者の女性が、自転車を飛ばして中に入って行こうとしていたので、私は注意したのだけれども、逆に向こうから食ってかかってこられてしまいました。このようなことが基本的に日常茶飯事なので、やはりスペースが限られている中で、今回のような大規模改修工事をやるのであれば、もし可能なスペースがあれば、数年前からの大きな課題だったのですけれども、解決策について今後検討いただければいいのかと思います。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 我々もここは高松中学校の子どもたちが通る通学路でもあり、動線については危険性を感じております。国道に面した今植栽のあるところ、そちらが自転車駐輪場として整備する予定です。区民センターの入り口のところ、そこの駐輪場はなくして道路側に持ってくるといった計画となっています。 ○委員長(杉本とよひろ君) 分かりました。ありがとうございます。  皆さんの方からよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、ほかに質問がなければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第87号 工事請負契約の承認について(港区高輪地区総合支所等規模改修工事)」について採決いたします。  「議案第87号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第87号 工事請負契約の承認について(港区高輪地区総合支所等規模改修工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(11)「請願元第4号 港区における特定遊興飲食店営業指定地域追加願いに関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、今期継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(12)「請願2第5号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願」を議題といたします。  なお、本請願は、新規請願でありますが、趣旨説明はございません。請願文を書記に朗読していただきます。    (書記朗読)     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 朗読は終わりました。御質問のある方は、順次発言をお願いいたします。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御質問がないようですので、採決に移りたいと思いますけれども、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「請願2第5号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願」について採決いたします。  「請願2第5号」を採択することに御異議ございませんでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「請願2第5号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願」は、満場一致をもって採択することに決定いたしました。  なお、本請願に関連した意見書については、正副委員長で調製し、委員会として取りまとめたいと思います。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(13)「発案元第3号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。  本発案に関連して、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本発案につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、議案等の審査が全て終了いたしましたので、明日9月16日、明後日17日は調査日としたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、明日9月16日、明後日17日は調査日といたします。委員の皆様、所在、連絡先が容易に確認できるよう、お願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 4時14分 閉会...